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方向性に悩む人は「ツマ先体重」が原因だった! 19歳Vの加藤麗奈が曲がらない秘密はカカト体重 #優勝者のスイング

2026/07/30 12:00

カカト体重でスイングする加藤麗奈(撮影:GettyImages)

「大東建託・いい部屋ネットレディス」で19歳143日という史上14番目の年少優勝を飾った加藤麗奈。高いショット精度を誇る彼女のスイングを、プロコーチ・南秀樹氏が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。 【連続写真】カカト体重でヨコ振り! 加藤麗奈の飛んで曲がらないドライバースイング ◇ ◇ ◇トータル22アンダーでツアー初優勝を飾った加藤麗奈プロ。アマチュアにも参考になるポイントが数多く見られるので、そのスイングをじっくり解説したいと思います。【カカト体重でヨコ振りのアドレス】ホールによってドローもフェードも打ち分けていると思いますが、ややカカト体重のアドレスを見ると、ドローの雰囲気が伝わってきます。小柄な女子選手が45インチ前後の長いドライバーを操るには、ややヨコ振りにしたほうが、ボールがつかまり飛距離も出ます。反対に、ツマ先体重で前傾を深く取り、タテ振りになると、体をぶつけるようなスイングになりやすく、再現性という面ではデメリットのほうが大きくなってしまいます。【ダウンでは右ヒジを絞ることなく下ろす】ややフラットな軌道から、緩やかなフェースローテーションでボールをつかまえています。フェースを動かしながらも安定しているのには、いくつか理由があります。ひとつは、トップのポジションが理想的なこと。コンパクト過ぎず、オーバースイングでもない。しっかりと懐ができていて、フェース向きもスクエアに収まっています。ダウンスイングでは右ヒジを絞ることなく、自然に下ろしています。インパクト直前でも右ヒジと体の間に空間があるため、クラブが寝ず、フェースも急激に返りません。さらに、体の開きをギリギリまで我慢している動きも、長いクラブを振り遅れずにインサイドから下ろすポイントです。【左腰を背面へ大きく回転させてフェースターン】フォローではヘッドが返る量がやや大きく見えますが、左腰を背面側へ大きく回しているため、その影響でフェースの動きも大きく見えているのでしょう。全体的に見ると、スイングアークの大きさに対して緩やかにフェースをターンさせており、決して急激なローテーションではありません。フェースターンは、ボールをつかまえ、飛距離を伸ばすためにも大切な要素です。そして、この動きを難しくするのが、ダウンスイングで前傾が起きることと、フォローで腰が引けることの2つです。前傾が起きるとクラブが寝てフェースが開き、急激にフェースを返さなければならなくなります。また、腰が引く動きもフェースが開く原因となり、スライスや引っかけにつながります。【前傾キープと左体重が球をつかまえるコツ】左足に体重を乗せ、前傾をキープしたままインパクトを迎えられれば、どちらのミスも防げます。そのためには、右肩を低い位置に保ったままクラブを振る感覚が必要です。クラブを持たずにアドレスしたら、左手をフォローの腰の高さに置きます。右手は右腰の高さから振り、左手にタッチさせてください。その際、右手がどこを通れば前傾をキープできるのかを体に覚え込ませましょう。自然と体の近くを通る感覚になるはずです。■加藤麗奈かとう・れいな/2007年生まれ、兵庫県出身。ルネサンス大阪高等学校在学中にプロテストに合格し、2024年プロ入り。26年に「大東建託・いい部屋ネットレディス」で史上14番目の年少優勝を飾った若手有望株。ヤマエグループHD所属。■解説・南秀樹みなみ・ひでき/プロゴルファーだった父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主軸とした指導法に定評があり、幼少期から鈴木愛を指導するなど、多くのツアープロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。