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元女王・森田理香子が2年ぶり60台で予選通過 スイング改善、長尺パターにも挑戦「技術的にも上がっている」

2026/08/16 08:00

10年ぶりの軽井沢で森田理香子が奮闘している(撮影:福田文平)

<NEC軽井沢72ゴルフ 2日目◇15日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6590ヤード・パー72>10年ぶりに軽井沢の舞台に立っている36歳の森田理香子が、2024年「ダイキンオーキッドレディス」2日目の「69」以来となる60台でラウンド。昨年の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」以来となる予選通過を果たし、トータル4アンダー・31位タイで最終日に進んだ。 【写真】森田理香子×桑木志帆 豪華すぎる“女王”2ショット 好プレーの要因は「ショットが安定してきた」こと。「林にいる事のほうが多かった」と振り返る状況が改善している。安定の理由については、「(昔は)マン振りばかりしていたのが、抑えられるようになった」と、続けてきたスイング修正の成果が出てきたことを挙げる。さらに今週は、これまで試合では使用していなかった長尺パターを投入している。先々週のゴルフで、1メートル弱のバーディパットがカップにも触れずに外れてしまい、「本当に下手だなと思って。手で打ってしまうクセがある」と悩んでいた。そんなとき、知り合いから「長尺は体を使う意識が必要」という助言が。「1回だけ練習するつもりで使ったら『え、めっちゃいいじゃん』ってなって」と好感触を得た。「アプローチや他のクラブもよくなった。体が使える」。パターだけでなくスイングにも好影響があったことから、今大会での使用を決めた。実際に試合で使った手応えについては、「タッチはまあまあ。しっかり体を使った打ち方ができたらいいんだけど、まだ少し手で打ってしまっているので、そこだけ改善できたら入ると思います」と話す。まだ慣れない部分はあるものの、ポジティブな要素も多い。2013年に賞金女王に輝いた森田だが、その後は不振に陥り、16年にはシードを喪失。18年の「ニチレイレディス」を最後に一度はツアーを離れた。24年に復帰したものの、この年は出場7試合のうち6試合で予選落ち。25年に出た1試合は決勝ラウンドに進んだが、今季初戦の「ヤマハレディースオープン葛城」も予選落ちと、復帰後は思うようなゴルフができていなかった。大会前には「予選落ちばかりなので、予選を通らないといけない。低い目標かなと思うけど、最低でも1日アンダーパーで回りたい」とも話していた。そのなかで初日は「72」。そして、この日はボギーなしの5バーディを奪い「67」をマークした。「もうちょっと練習したら、“いける”って思えた」と手応えを得ている。大きなピンチもなく、「キャディさんに大人のゴルフって言われました」とほほ笑んだ。ただ、こうも続ける。「でも、このJLPGAの試合で大人のゴルフをしていたら勝てない。ガンガンいかないと、優勝は絶対にできない。考えが大人のゴルフならいいけど、しっかりピンデッドに狙わないと、攻め続けないと勝てない」。安定感のあるゴルフだけでは、「予選通過」にとどまる。プレーする以上、目指しているのは“勝利”だ。ツアーから一度離れる前と現在のゴルフを比べると、すべてに変化を感じる。「技術的にも上がっているし、精神的にも良くなっています」。ゴルフの状態が上向いているからこそ、「あしたもこれ以上のスコアを出したい」と力を込める。ジュニア育成にも力を入れている。「子どもたちから元気をもらっています」と笑顔だ。“先生”としても、一人の“選手”としても、背中で示したい姿がある。最終日は、攻めのゴルフでかつての女王らしい存在感を示す。(文・高木彩音)