ゴルフパートナー

スリクソン新アイアンに“6年ぶり”パター変更 菅沼菜々が倉庫から引っ張り出した元エース「先祖返りですね」

2026/08/21 08:33

新アイアンと元エースパター投入。菅沼菜々が今季2勝目を狙う(撮影:上山敬太)

<CAT Ladies 事前情報◇20日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6657ヤード・パー72>標高700メートルに位置する避暑地で、菅沼菜々が“気分転換”をする。もちろん休暇で、ではない。今季2勝目を目指してキャディバッグの中身を再考した。 【写真】菅沼も太鼓判 大人気アイアンの新モデルを接写 5月「NTTドコモビジネスレディス」で、通算4勝目を挙げた。しかし、その後は「ヨネックスレディス」の5位が最高位で、優勝争いに絡んではいない。「最近はショットがすごくいいというわけではなくて」。そこで見直したのがアイアンだった。新たに投入を決めたのが、今月5日に発表されたばかりのスリクソンのニューアイアン『ZXi5』。先週の軽井沢で初めて試し、その時はあいにくの大雨で正確な数値までは測れなかったが、数球打って感触のよさを実感。今週、再テストすると「前のものより少し多くスピンが入りました。私は球が高い方ですけど、棒球にはなりたくないし、高さとスピンで止めたかった」とデータ面でも納得。“即投入”を決めた。「平均で1ヤード飛ぶようになった」という飛距離面にも納得する。今年のドライビングディスタンスが249.78ヤードで12位の飛ばし屋にとって、その強みをさらに生かせる。また今年の大箱根は、インコースの距離が5ヤード伸び(3434ヤード)、総距離も6657ヤードにアップ。その対策にもなる。そして、もうひとつ明かしたのがパターの変更。菅沼といえば、プロ入りからここまでのキャリアのほとんどを角型マレットのピン『タインC』を愛用してきたが、ここで決断した。本人いわく、パターの本格チェンジは「6年ぶりくらい」という。「最近パターが入らず、少し感覚が悪かった」というのが、そのきっかけになった。そこで自宅の倉庫から、一本のパターを引っ張り出した。それが同社から2015年に発売されたマレット型の『ケーデンスTR トムキャットC』。17年「日本ジュニア選手権(女子15歳~17歳の部)」優勝や、18年のプロテスト合格などを支えた、かつてのエースだ。当時も5年ほど使い続けたもので、試しに転がしてみると、「こんなによかったんだって思いました。先祖返りですね」とすぐに手になじんだ。大箱根と言えば、高速グリーンが特徴。「今までの角型とは違うし、センターシャフトでフェースも硬いからタッチには気をつけないと。飛び過ぎてしまうから」と、操縦には慎重さも求められるが、「これまでより、ちょっとでも入って欲しい」という期待を込める。今大会は過去6度出場し、21年には8位にもなっている。「速いグリーンは得意なのですごく好きなコース。距離が伸びて長いので、飛ぶアドバンテージも使える」と自信を持って挑む。新アイアンで狙ったポイントに落とし、かつてのエースパターでチャンスを決める。そんな姿をイメージしながら、「めっちゃしたいです」という今季2勝目を手繰り寄せたい。(文・間宮輝憲)