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安田祐香のアイアンショットはなぜ球が高いのか? 「すくって上げる」ではなく「勝手に球が上がる」理由

2026/08/22 12:00

「NEC軽井沢72ゴルフ」で圧倒的な強さを見せた安田祐香(撮影:GettyImages)

「NEC軽井沢72ゴルフ」で圧倒的な強さを見せた安田祐香。代名詞ともいえる切れ味鋭いアイアンショットを、プロコーチ・南秀樹が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。 【連続写真】インパクトで背中が丸い! 勝手に球が上がる安田祐香のアイアンスイング ◇ ◇ ◇アイアンもドライバーと基本的には変わらないスイングです。ただ、アイアンではタテに振っていきたいこともあり、若干ですがボールの近くに立っています。スリムなタイプの選手なので、遠くに立ってしまうとフラットな軌道になりやすいことが要因として考えられます。反対に、体格のいいゴルファーなら、ボールに近づくとクラブが外に上がりやすくなるので、一定の距離を取ることをおすすめします。インパクトでは、粘りと柔らかさを感じさせます。体を回転させてオンプレーンにクラブを入れつつ、やや背中が丸まっています。インサイドからクラブを入れると、インパクト付近では回転が詰まったり、左肩が浮きやすくなったりしますが、前傾をキープしたままスムーズに回っています。トッププロは、インパクトで左足にしっかり踏み込む反動で、背中が丸まり、前傾をキープできます。手元が通る懐も作れるため、ややダウンブロー軌道で球を捉えられ、高弾道のショットが打てるようになる。手先を使って「すくって上げる」のではなく、リズミカルにスイングして「球が勝手に上がる」感覚が非常に大事となります。タテ振りの軌道を生かして左に高く振り抜いているのは、アイアンで番手なりの高さと距離を出すポイントといえるでしょう。安田プロのようにインパクトゾーンのヘッド軌道をややダウンブロー軌道に整え、球の高さを出すために、左足寄りに置いたボールを打つ練習をしてみてください。使用するのは7番アイアン。ボールは左足カカト線上にセットします。手元は左目の下に置き、フェースはボールから離して真っすぐ構えます。このセットアップから、若干アウト方向へ振っていきます。ボールを左足寄りに置くので、体の開きが早くなり、出球も左へ。スライスばかり出るなら、セットアップを変えてみましょう。目標の5ヤード右を向き、スタンス通りに振って、出球もスタンス通りに出していきます。イメージは同じくややアウトへ振り抜き、高めのドローが出ればOKです。左に置いたボールをしっかり打てるようになれば、左足体重で打てている証拠。低く長い理想的なインパクトに近づけます。安田プロのように、インパクトで粘りが出て、「すくって上げる」のではなく、「振って球が上がる」感覚がつかめてくると思います。■安田祐香やすだ・ゆうか/2000年生まれ、兵庫県出身。ジュニア時代から活躍し、キレのあるドローボールを武器に2年連続で勝利を挙げる実力者。26年に「NEC軽井沢72ゴルフ」で合計26個のバーディを奪う新記録を達成して、3勝目を挙げた。NEC所属。■解説・南秀樹みなみ・ひでき/プロゴルファーの父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブの特性を生かした指導法に定評があり、幼少期から鈴木愛を指導するなど、多くのツアープロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。