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フェアウェイに亀裂、スプリンクラー破損も……震災被害を受けた八代ゴルフ倶楽部が10日足らずで営業再開 熊本が再び見せる底力

2026/08/27 12:00

地震の被害でフェアウェイに大きな亀裂が入った八代GC(写真提供/八代ゴルフ倶楽部)

熊本のゴルフ場が踏ん張っている。7月28日に起きた令和8年熊本地震。最大震度7(マグニチュード7.1)を記録した震源から約30㎞と至近距離にある八代ゴルフ倶楽部(八代市)の被害状況を尋ねると、ダメージの大きさがよくわかる。 【写真】カート道路も真っ二つ! 地震で亀裂が入ったコース フェアウェイの亀裂は15ホール、バンカーは30か所に亀裂。地滑りしそうなところが8か所あり、スプリンクラーも5か所で破損し、排水関係にも数多くの亀裂が見られた。クラブハウスの玄関ドア、空調の破損も見られ、レストランの天井や壁にも破損があった。地震が襲った午後4時27分には、1組が薄暮プレーをしていたが、被害はなく中断。翌29日から8月6日までクローズして、復旧作業に力を入れた。「こんな時だからこそ、みなさんに少しでもホッとできる時間を早く過ごしていただきたく、できる限り早い復旧を目指してきました」と、宮崎年光支配人。10年前にも大きな地震を乗り越えた経験を持つ熊本ならではの強さを感じさせる言葉が響く。7日には「危険なエリアはロープを張って立ち入り禁止にして安全を確保」(同)、営業を再開した。この時の状況は、ハウス内は応急処置を施し、散水パイプも80%復旧など、全体として被災前の60% までの復旧ではあったが、前述の理由から、営業再開を決断した。プレーヤーも戻りつつある。8月5日からは風呂の一般無料開放を始め、ゴルファー以外の被災者に対しても手を差し伸べている。大きな地震から1日以上経って、さらに大きな本震が発生し、甚大な被害が出た前回(平成28=2016年熊本地震)から10年。熊本が立ち直りかけた矢先の悪夢だった。前回は4月だったが、今回は酷暑の夏とあって、復旧作業も熱中症予防をしつつのものになった。そんな中で被災したゴルフ場がオープンしたことは、被災地では明るいニュースになったはずだ。地震だけでなく、今年は数が多い台風や、年々ひどくなる温暖化など、次々に襲いかかる天災に立ち向かう私たち人間の底力が垣間見える再びの復興劇。それでもまだまだ先は長く、支援の手が必要なのは言うまでもない。(取材・構成/清流舎・小川淳子)