桑木志帆は佐久間朱莉に2打及ばず。「めちゃくちゃ悔しい」(撮影:鈴木祥)
<ニトリレディス 最終日◇30日◇釧路カントリークラブ 鶴居東コース(北海道)◇6640ヤード・パー72>1組前でプレーする佐久間朱莉が最終18番パー5でバーディを奪取。桑木志帆とは2打差となり、18番でチップインイーグルを決めなければ並べない状況だと分かっていた。
【写真】悔しさを押し殺して優勝者を称える桑木
左ラフのからピンまで38ヤード。念入りに距離を測り、真剣にラインを読んだ。「右にマウンドがあって、足をうまく使えなった。でも悪くなかったです」。ふわりと上げたアプローチは狙いどおりの場所に落ちたものの、思ったように転がらず2メートルショート。惜敗が決まった。2位から出た最終日は、3番パー3で3パットのボギーが先に来た。それでも前半3つのバーディで取り返し、11番では10メートル以上を沈めてバーディ。優勝争いが熱を帯びた。だが、首位を走る佐久間との差は縮まらず。4バーディ・1ボギーの「69」とし、トータル9アンダー・単独2位で終えた。「ボギー先行でショットが思うように打てていなかったなか、パッティングがしっかり決まってくれたり、アプローチでもいいパーが取れていました。内容は良かった。でも、めちゃくちゃ悔しいです。2位は2位なので」。悔しさをにじませながらも、「朱莉は勝つ人のプレーだったと思います」と“同期で同級生”の勝者を称えた。海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)を制し、凱旋帰国してからの3戦目。初戦は「見えないプレッシャー」とも戦っていたが、いまでは「だいぶ落ち着いています。今週は緊張なくいけました」と、自身のペースをしっかりと取り戻している。来週はスキップし、国内メジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」(9月10日開幕/石川・片山津ゴルフ倶楽部)に備える。「ショットを修正して、細かいところをコーチと調整して、いい状態で(メジャーに)入れるようにしたいです」。今大会でメルセデス・ランキング180ptを獲得し、2位との差は699.69ptに広がった。全英女王の勢いは、ここからさらに加速していく。(文・笠井あかり)