桑木志帆は自身のタオルに『Do the impossible』(不可能をやり遂げる)と記した(撮影:福田文平)
<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 事前情報◇9日◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川県)◇6755ヤード・パー72>海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)覇者の桑木志帆が、万端の準備を整えて国内外のメジャー2連勝に挑戦する。前週の「ゴルフ5レディス」はスキップし、今大会のコースと10月「日本女子オープン」の舞台となる兵庫・宝塚GC旧コースをラウンド。この日のプロアマは荒天で中止となり、最後のチェックはできなかったが、不安はない。
【写真】快挙! 桑木志帆が全英を制した瞬間
「試合では初めてのコースだけど、割としっかり覚えられた。ちょっと慣れてきたかな。状態も悪くないと思います」先週の3日と4日に1ラウンドずつ回り、そのまま現地に滞在して開幕を迎える。「ラフが長く、ティショットがカギになる。距離が長くて、セカンドを3番ウッドで打つところもあるので、フェアウェイキープが大切になりますね」。選手たちが異口同音に挙げる厄介なラフ。ただ、「ドライバーが得意で、フェアウェイキープ率もそこそこだと思うので、私に向いているんじゃないかな」と、難コース攻略に自信ありだ。今季のフェアウェイキープ率は7位の75.0%。ドライビングディスタンス順位とフェアウェイキープ率順位を合算したトータルドライビングは「26」で2位、トータルドライビング順位とパーオン率順位を合算した値のボールストライキングは「13」で3位につける。飛んで曲がらないティショットを打ち、さらにグリーンに乗せるショットの総合力はツアー屈指。その自負が、自信の弁につながっている。予選ラウンドは昨年の全英覇者・山下美夢有、昨年大会でプレーオフの末に敗れた金澤志奈と回る。「ペアリングが出た瞬間、ワクワクしました。美夢有さんは世界のトップなので、その背中を追いかけたい。志奈さんは去年回った同士。今年も一緒にいいプレーがしたいです」。悔し涙を流した1年前のリベンジも期す大会。全英を制した23歳は、「自信は去年よりある。難しいコースだけど、今は何をすればいいかということにフォーカスできている」と、一言一言に力を込める。2024年「JLPGAツアー選手権リコーカップ」に続く国内メジャー2勝目に向け、現時点で不安は一切ない。「やっぱり優勝が一番輝くもの。2位はいつでも悔しいです」。一番の高みだけを目指す4日間。揺るぎない自信を持って、初日のティイングエリアに立つ。(文・臼杵孝志)