馬場咲希が長いトンネルから抜け出ようとしている(撮影:福田文平)
<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 2日目◇11日◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川県)◇6755ヤード・パー72>長かった馬場咲希の夏休みがやっと終わった。初日は「73」で36位。この日も1バーディ・2ボギーの「73」でトータル2オーバーの39位で、6月の米ツアー「KPMG全米女子プロ選手権」以来、5試合ぶりに予選を突破した。
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「課題だったティショットがこの2日間はよかった。振り切り感が変わったと思う。ラフには入っているけど、気持ちよく、しっかり振れるようになった。スコア以上にいい感覚がありますね」得意のドライバーショットで距離を稼ぎ、チャンスメイクするプレースタイルが今季は影を潜めていた。フェアウェイキープ率は57.21%で147位。パーオン率は61.69%の143位。17試合で8度の予選落ちを喫し、最高は「ミズホ・アメリカズオープン」の25位とトップ10入りは一度もない。ポイントランキングは120位に低迷して、ルーキーイヤーの昨季、同ランク65位で手にしたシード保持に黄色ランプが点灯している。7月に出場した日本ツアー「資生堂・JALレディス」も予選落ち。117位はアマチュア時代も含め、日本ツアーでは自己ワーストの屈辱だった。「予選落ちが続いて悔しかった。会場に残って週末に練習するのも悔しかった。曲がるのが怖くて、合わせていくと逆に曲がる。ドライバーは大好きなクラブだったけど、握るのがイヤになっていた時期もあった。こういう難しいセッティングで予選を通過することが大事。 試合でしか得られないもの、試合でしか分からないことがある。土曜、日曜に試合に出られるのがうれしいです」シーズンも終盤。現状で出場できる米ツアーは残り3試合しかない。「難しいとは思う。でも、シードに向けて頑張らないといけない。決勝ラウンドで、もっと自信をつけたいです。あきらめたらやる意味がない」。国内メジャーは3度目の出場だが、24年のプロ転向後では3年目で初となる。「すごく楽しみにしていた」という初の選手権。ゴルフにも、言葉にも力が戻ってきた。(文・臼杵孝志)