幸運を味方につけて、佐藤大平がツアー2勝目へ(撮影:ALBA)
<ANAオープン 2日目◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7006ヤード・パー72>単独首位からスタートの佐藤太平はアクロバティックなパーセーブを連発し、ボギーフリーの「68」でラウンド。首位の座は明け渡したものの、トータル10アンダーの2位タイと好位置をキープした。
【写真】まだヒゲが生えてない頃の佐藤大平
初日の最終ホールで20メートルのイーグルパットを沈めた男が、2日目はパーセーブで魅せた。10番パー4はティショットを大きく右に曲げ、池ポチャかと思われたが、石に跳ね返ったボールはラフに戻ってきた。「そこから木の間を抜こうとしたんですけど、狙いより上に行っちゃって、当たったと思ったら抜けてくれて、それが乗りました」と2オンに成功。2度のトラブル回避で、結果的には惜しくもバーディパットを外してのパーだった。12番パー5ではティショットを左の林に打ち込んだ。「林の中でも左のホール(6番)側だったんで、そこから左のホールに行ったんですけど、2打目が飛び過ぎて左のバンカーに入りました」。次が林越えとなるため、左サイドを狙ったとはいえ、想定外の展開で3打目は隣のホールのバンカーから残り約100ヤード。「ライが悪かったのでアゴにだけは当てないようにと思ったらたまたま乗りました」。このホールも12メートルから2パットのパーで切り抜けた。3試合連続予選落ちで迎えた今大会だけに「予選を通ればいいと思っていたので、こんなに上位で通るとは思っていませんでした。ティショットの状態が良くないので、このまま上で終われたらいいですね」。無欲を強調した一方で、相性のいいこの大会で勝ちたいという思いも強い。ANAの機内では今大会の過去のハイライト映像が視聴できる。「たまに見てますね。見ちゃいます。輪厚は好きなんですけど、勝てていないんで、勝ってる人はどんな感じなんだろうって」。印象深いのはプレーオフをパー4のイーグルで制した大槻智春の2022年の優勝。ハイライトを見ながら「ボクもあそこに載りたいな」と優勝するイメージを膨らませてきた。今週はなんだかツキもありそうだ。朝は北海道に本社を置くコンビニチェーン、セイコーマートに寄るのがお決まり。「たれカツおにぎりが最高なんですよ。いつもあるわけじゃないんでレアキャラなんですけど、今朝は2個あったので買い占めたっす。マジ美味しいです」。どの程度レアなのかは不明だが、記者が取材の帰りに立ち寄った店舗には確かにたれカツおにぎりは並んでいなかった。セイコーマートのおにぎりに運を使ってしまったか、流れに乗って、この後もミラクルなプレーが見られるのか、ツアー2勝目がかかる佐藤の決勝ラウンドの戦いぶりに要注目だ。(文・田中宏冶)