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青木香奈子は“クロウ戻り”で21パット 念願の初女子OPで光「自然よりビル街が好き」

2026/10/02 08:01

青木香奈子がクロウグリップに戻して好発進(撮影:鈴木祥)

<日本女子オープン 初日◇1日◇宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース(兵庫県)◇6185ヤード・パー70>今大会前までに出場した17試合で、予選を通過したのはわずかに4試合。メルセデス・ランキング113位と低迷するプロ2年目の青木香奈子にとって、この日本一決定戦はジュニア時代から何度も予選会に参加し出場を目指してきた舞台だった。そのカベを今年、ようやく突破。念願の初出場で、さらに上昇への兆しをつかむこともできた。 【写真】青木香奈子が髪をほどいたら 3アンダー・5位で滑り出した初日。その要因を聞かれると「パットの読みがマッチしました」と、グリーン上でのプレーを挙げる。2アンダーで迎えた後半の3番でボギーを叩いたが、その後の4番でカラーからの5メートルをパターでねじ込み、バウンスバックに成功した。「自分のなかで後半の流れを変えるパットでした」。続く5番も、上り5メートルのスライスラインを完璧に読み連続バーディを奪った。先週出場したステップ・アップ・ツアーの「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」から、パターの握りをクロウグリップに戻した。そこまではクロスハンドでプレーしてきたが、クロウに戻すのは「1年ぶり」だった。「タッチがよくなって、下りのイメージが出るようになりました」。パット数は21で、それが6個のバーディにつながった。ルーキーイヤーだった昨年は、プロデビュー戦だった3月の「Vポイント×SMBCレディス」こそ13位になったが、その後、苦戦。出場21試合で決勝を戦ったのはわずか4試合で、10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」がレギュラーツアー最終戦になった。今年も苦しい時間が続くが、この大舞台で自信を深めている。コースを舞う風の読みは難しく、小さいグリーンが並ぶコースには、さらに6つのパー3が用意される。3つあったボギーのうち2つは、8番、16番のパー3で叩いたもの。「(パー3が)すごいキーになるのに、風が読めなかったので、そこは反省点です」。好天でグリーンがさらに硬くなることも予想されるため、この悔しさを2日目以降に生かしたい。市街地にあるアップダウンの激しいコースは、ゴルフ場の緑の奥にすぐ都市部が望める“不思議な空間”。その景色も堪能した。「自然よりビル街が好きなんです。あべのハルカスをずっと探してました」。大阪にある高さ300メートルの超高層複合ビルを見つけることが、いい息抜きになったようだ。今季のツアーで初日の最多となる5944人のギャラリーが駆けつけた。JGA主催大会では、無音アプリを使用する条件でスマートフォンでの撮影も許可されている。「いつもと雰囲気が違うし、少し不安もあったんですけど、カメラがあることで気持ちよく打てました。いいところを見せられてよかったです」。念願の舞台で戦えるよろこびを噛みしめながら、楽しくプレーすることを心がける。(文・間宮輝憲)