松山英樹の新ドライバー、その細部を見てみた(撮影:米山聡明)
<ベイカレントクラシック 事前情報◇7日◇横浜CC(神奈川県)◇7322ヤード・パー71>今季50%台で推移していたフェアウェイキープ率が、新ドライバー投入を境に一変した。70%超えを連発し、「3Mオープン」では驚異の80.4%をマーク。いったい、松山英樹の新ドライバーに何が起きているのか。
【写真】松山英樹のドライバーは、シルバフェースに黒い縁取りが特徴的
6月の「トラベラーズ選手権」から投入した新ドライバーについて、ツアー担当の宮野敏一氏も松山と話し、「なんでだろう」と首をかしげたという。実際に松山は、「替えてからドライバーの曲がり幅が断然減ったんで、安心して振っていける。めちゃくちゃいい! フェアウェイキープ率が80%を超える試合もあったので、すごく助かっています。初速が上がったというか、フェース面の素材のおかげかは分からないけれど、(初速が)速くなって、しかもミスヒットに強い感じがする」とコメントしていた。ドライバーは市販品とは異なり、シルバーフェースを採用するのはいつものこと。フェースを縁取るように黒くペイントしているのも、松山ドライバーの特徴とも言える。ウッド類は、フェース面のトゥからヒールにかけて丸みを持たせたバルジ形状が見られない。以前、宮野氏は「直線に見えるような雰囲気を作っている」と語っており、松山が好む直線的な見え方に合わせ、こうしたペイントを施しているのかもしれない。また、長らく5番ウッドはコブラ『King RadSpeed Tour』を使用してきた。2021年「ZOZOチャンピオンシップ」の最終日、18番パー5のセカンドショットをこのクラブで狙い、3メートルに2オン。イーグル奪取で優勝を決めたシーンは記憶に新しいはずだ。その後もバッグでスタメンを張っていたが、この5番ウッドも7月から『ZXi RKT』にスイッチした。このクラブに関しては、市販品と同様にフェースはブラックだが、「スコアラインをアップライトに入れている」(宮野氏)というこだわりもある。「操作性がよくフェード、ドローも打てて、抑えに行った時もいい球が出る。印象はとてもいい」(松山)とコメントしており、3番ウッドを除けば、すべてスリクソン製のクラブで構成された。長らく変わらなかった5番ウッドにも変化あり。今年のスリクソンは何かが違うのかもしれない。(文・齊藤啓介)