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川﨑春花の飛距離と方向性を両立させる「曲がった右ヒジ」 地面を強く蹴ってもフェースがブレない理由

2026/10/08 12:00

ダイナミックかつ効率的なスイングで国内ツアー通算5勝を挙げる川﨑(撮影:GettyImages)

ツアー通算5勝、4日間競技ではトータル28アンダーの最多アンダーパー記録を持つ川﨑春花。そのスイングを、プロコーチの大西翔太が分析。アマチュアが参考にしたいポイントも教えてもらった。 【連続写真】両ヒザを伸ばしても右ヒジを曲げたまま振り抜く 川﨑のユーティリティスイング ◇ ◇ ◇ドローヒッターでパンチ力もあって、飛距離が出るタイプ。スイングは重力を味方にして、上から下に振るだけ。とてもシンプルです。高く上げて低く下ろす、タテに振っていくため、アドレスではボールの近くに立っています。手元が体の近くにあれば、アップライトに高く上げやすくなります。一方で、手元をやや遠ざけて構えれば、ヨコに動かしやすく、フラットなスイングプレーンを描きやすい。身体的にも腕が長めで、上から下へ、アップライトなスイングが合っていると思います。トップは左腕と左手甲が真っすぐで、フェースも斜め上向き。ダウンスイングも、手元が腰のあたりに下りてきたときには、右前腕とシャフトが重なる基本に忠実な型です。ちょっと独特な動きをしているように見えても、プロゴルファーともなると押さえておきたいポイントは守られているんです。基本の動きに何を加えるか、それが強さにつながると思います。下ろす反動で左足のカカトが浮くのは、飛距離につながる要素。ジャンプするイメージで、下半身で地面を蹴って、思い切りターンしています。ドライバーはもちろん、ユーティリティでも、左足のツマ先の向きが変わるくらい蹴っており、長いクラブでは力強さを感じさせます。地面をバーンと蹴る際に重要なのが、実は右ヒジの角度です。川﨑プロは体と右ヒジがくっつきそうなくらい、体の近くを通り、ギリギリまで右ヒジを曲げています。この動きができれば、強く地面を蹴ってもフェース面が安定。出球を揃えることができるんです。一方、地面を蹴らないタイプのスイングは、右ヒジを伸ばして出力を高めるのがセオリー。上半身と下半身、スイングでは動きのマッチングが大切だと改めて感じました。■川﨑春花かわさき・はるか/2003年生まれ、京都府出身。ダイナミックかつ効率的なスイングで国内ツアー通算5勝を挙げる。村田製作所所属。■解説:大西翔太おおにし・しょうた/1992年生まれ、千葉県出身。青木瀬令奈、安田祐香、中村心を指導するツアープロコーチ。プロキャディもこなし、スイング理論や女子ツアーのトレンドに精通。