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中途半端な距離は“緩み”厳禁 6位発進の梅田有人が流れをつかんだ70ヤードショット

2026/10/11 11:00

梅田有人が明かす70ヤードの極意とは(写真:PGA提供)

<トラストグループカップ 佐世保シニアオープン 初日◇10日◇佐世保カントリー倶楽部(長崎県)◇6688ヤード・パー72>シニアツアーは“教科書”がいっぱい。シニア4年目で初シードを目指す梅田有人が、先輩プロのアドバイスを足掛かりに好発進。4バーディ・1ボギーの「69」で回り、首位と4打差の6位タイで滑り出した。 【写真】今季3勝…宮本勝昌の最強クラブセッティング インの10番から出た梅田は、「朝はティショットが曲がっていて」とアプローチとパッティングでしのいでパーを重ねる。15番でバーディが先行したが、16番でボギー。流れを変えたのはそのあとの2ホールだ。17番パー4は2打目、18番パー5は3打目を、いずれも70ヤードの距離を1メートルと50センチにピタリと寄せた。この連続バーディで落ち着きを取り戻し、ティショットが復調。8番パー3で1.5mにつけてバーディを奪って、ひと桁順位でスタートを切れた。70ヤードといえば、フルショットではない中途半端な距離。梅田は60度のウェッジを使ったが、フルショットは85ヤードほど、見事に距離をコントロールした。中途半端な距離の極意を聞くと、「バックスイングはフルショットより小さくして、一番大切なのはインパクトで緩まないこと。フォローサイドはフルショットと変わらないです。インパクトで緩むと距離感も合いません」と教えてくれた。25歳でプロテストに合格した梅田は、レギュラーツアーでは目立たった成績を残せなかった。50歳が近づくとシニアツアーを目標に掲げた。今季の最終予選会で6位に入り、ルーキーイヤー以来、3年ぶりにフル参戦の権利を得た梅田。3戦目の「リョーマゴルフ 日高村オープン」で自己最高の10位タイに入るなど、序盤戦は初シード獲得に向けて順調に戦いを進めた。しかし、ここ3戦は「日本シニアオープン」で予選落ちを喫し、40位台、50位台の戦いが続き、現在の賞金ランキングは53位。賞金シード圏内の30位以内に入るには終盤戦のひと踏ん張りが必要だ。「最近調子を落としていたので、先輩プロに聞きまくりました」。シニアツアーは周りを見渡せば百戦錬磨のベテランばかり。ツアー通算16勝の伊澤利光にスイングの相談をし、ツアー通算18勝の藤田寛之には練習ラウンドを通してさまざまなことを教わった。今週は年下ながら日本オープンを含む3勝を挙げ、アジアンツアーにも参戦経験のある小林正則にティフトン芝からのアプローチの打ち方を教わった。周囲のプロに積極的にアドバイスを求め、自分の力に変えて年々プレーの幅を広げている。「今は自分のやることがはっきりしています。最終日はスコアを意識するとよくないので、リズムやテンポだけを意識してやりたい」と力を込める。身長185センチと恵まれた大会はシニアツアーでもひと際目立つ。最終日はスコアでも目立ってシード獲得に前進したい。