新ボールを手にメジャーに臨む(撮影:鈴木祥)
<日本オープン 事前情報◇14日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>先週、日本開催のPGAツアー「ベイカレント・クラシック」でベールを脱いだ、タイトリストの次世代『プロV1x』。日本ツアーでは米澤蓮がいち早く投入を決めたが、細野勇策も、この新ボールを手にメジャーに臨む。
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普段はすぐにボールを替えないタイプだという米澤が、いきなりスイッチしたことには、ボール担当者も驚いていた。そんな米澤から「おすすめしてもらって」、細野も先週から新しいボールを投入した。米澤から「ウェッジのスピンもいいし、アイアンも吹けない」と聞き、「じゃあ自分も」と試したところ、細野もその性能を実感。「落ち際で風に左右されず、すごくありがたいです」と、早くも手応えを感じている。新たな武器とともに挑む国内メジャー。今季メジャー初戦の「日本プロ」では、レフティとしては羽川豊以来となる35年ぶりのツアー優勝を成し遂げた。ポイントランキングでも1位を快走している。1973年のツアー制施行以前も含め、日本タイトル2冠を達成した選手はこれまで16人。羽川も1981年に「日本オープン」と「日本シリーズ」を制している。細野にも今大会で日本タイトル2冠の可能性がかかるが、「メジャーだから勝ちたいと言えるほど優勝もしていないので、全試合、変わらずに全力でプレーするだけ」と自然体だ。今大会を制すれば、「マスターズ」「全英オープン」の出場権も手にできる。それでも「実力がないままメジャーに行っても打ちのめされるだけ。実力をつけた上で出たい」と、浮つくことなく自分の現在地を見つめている。(文・齊藤啓介)