4年連続賞金王へ 宮本勝昌がシニア随一の人気大会へ(写真は5月すまいーだカップ)(撮影:ALBA)
<ファンケルクラシック 事前情報◇15日◇裾野カンツリー倶楽部(静岡県)>シニアデビューから3年連続賞金王を戴冠し、史上2人目の4年連続賞金王に向けて賞金ランキング1位を走る宮本勝昌。相性抜群の地元大会で偉業に向けて、さらに勢いをつけたいところだ。
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静岡県出身の宮本は今大会との相性は抜群だ。初出場の2023年から大会連覇を果たし、髙橋勝成以来、史上2人目の大会3連覇を狙った昨年は、プレーオフの末、タマヌーン・スリロット(タイ)に敗れて2位タイに終わったが、大会を盛り上げた。「どの大会も勝ちたいという心構えは一緒なんですけど、たまたま結果がうまくいっている3年間ですね」と謙遜する。自宅から通える立地で、シニア入り前から師匠の芹澤信雄とよく練習に来ていたため、コースを熟知しているだけでなく、顔見知りのスタッフも多く、「地元感」の後押しも力になっている。また、今大会はシニアで随一の集客力を誇る点も楽しみにする。昨年は3日間で8814人を集めた。「やっぱりシニアオープンの時にも思いましたが、(ギャラリーが多いと)武者震いというか、いつもより震え感があります」。シニアオープンの時には、大ピンチからスーパーショットでパーセーブしたり、最終ホールをイーグルで締めて優勝を決めるなど、見事なプレーを披露した。「プロゴルファー全員に共通ですが、1人でも多くの方にきていただけると力になります」とギャラリーの声援が好プレーにつながっている。今年は大会25周年を記念して、入場料が無料といううれしい情報もある。今季は10戦を終えて、宮本は「日本シニアオープン」を含む3勝を挙げて定位置にいる。シニア4年目ながら、ここまでの宮本は髙橋勝成と並ぶ歴代4位となる通算13勝を誇る。まさに無双状態で、キング・オブ・シニアとも呼ばれる。今大会も優勝候補の筆頭であるのは間違いない。チーム芹澤の兄弟子で先週の「佐世保シニア」で3年ぶり優勝を果たした藤田寛之は、今の宮本について次のように語る。「全体的に好調で、ミスの幅が小さい。技術に加えて優勝を重ねることで自信も加わり、いい循環になっている。シニアになって何か新しいスタイルを見つけたと思うんです。教えてくれませんが…(笑)。我々とは一段違いますね」。練習ラウンドでは20~30ヤードのアプローチを入念に行う姿を見て、向上心を感じているとも付け加える。その言葉を宮本に伝えると「僕自身は何も変わっていないですよ」と笑って話す。「周りの評価や見方が変わるだけで、本人はやるべきことはずっと一緒ですし、うまくいく、いかないはあるにしても取り組んでいることは同じなので」とレギュラー時代からゴルフと向き合うスタンスは変わっていないという。「反省するところは多々ありますし、問題は…山積みとはいかないまでも、常に課題を持ち帰って、次の試合につなげる、と思っています」。優勝しても反省を忘れない。課題を持ち続けることが強さのヒミツかもしれない。先週の「佐世保シニア」は、兄弟子の久しぶりの優勝を祝福したが、自身は今季ワーストの52位タイに終わった。「いつもうまくいかないですよ。初心に帰って、大勢のお客さんの前で優勝争いに加わりたい」と、佐世保で見つけた課題を克服して裾野に入る。今大会含めてシーズンは残り5試合。4年連続の偉業に向けて、ここで加速したい。(文・小高拓)