R&A財団と日本ゴルフ協会(JGA)が戦略的パートナーシップの締結を発表した(撮影:鈴木祥)
<日本オープン 3日目◇17日◇タラオカントリークラブ 西コース(滋賀県)◇7411ヤード・パー70>R&A財団と日本ゴルフ協会(JGA)は17日、日本におけるゴルフの普及・振興や次世代の人材育成を目的とした戦略的パートナーシップの締結を発表した。今後、国内外の個人や企業などから寄付を募り、ゴルフの発展に向けた取り組みを推進する。
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R&A財団は2022年に活動を開始し、これまでに世界20カ国以上のゴルフ協会と連携。約1100万ポンド(約22億円)を超える資金を確保してきた。今回、JGAとの提携によって日本でも活動を本格化させる。取り組みの柱となるのは、「アクセシビリティ(取り組みやすさ)」「サステナビリティ(持続性)」「ヘルス(健康)」「ヘリテージ(歴史・伝統)」「タレント(人材)」の5分野。ゴルフへの参加機会の拡大や環境への配慮、健康増進、ゴルフ文化の継承、次世代の才能育成などを支援する。JGAの山中博史専務執行役は、今回の提携について「R&Aにとっても非常に大切なマーケットである日本で、JGAと組んで取り組めることは非常にありがたい」と期待を寄せた。寄付金は、既存のJGAの事業とは別に設けた専用口座で管理する。使途を5つの柱に限定し、会計を明確にすることで、寄付者にも資金の活用状況が分かる仕組みを整える。JGAは公益財団法人であり、寄付には税制上の優遇措置が適用される場合がある。寄付者への特典も検討しており、JGA外交委員でR&Aメンバーの折目尚也氏は、海外で実施されている取り組みを紹介。寄付者向けのイベントとして、セント・アンドリュースでのヒッコリークラブを使った競技や、ゴルフ用具の適合テストセンターの見学、全英オープン期間中のディナーへの招待などが行われているという。今回の活動について、JGAは理事会で承認を得ており、専用口座も設置済み。折目氏によると、寄付募集の目標は10年間で約2億円としている。R&Aのグラント・モイヤー氏は、JGAとの長年にわたる関係に触れ、「連携することで、ゴルフへのアクセス拡大、新たな才能の育成、持続可能性の推進を行い、日本全国のコミュニティに貢献するプログラムを支援していくことができる」と話した。両者は今後、寄付活動や専門知識の交流を通じて、日本のゴルフの普及と持続的な発展を目指す。(文・齊藤啓介)