アイドルゴルファーがプレーでギャラリーを魅了した(撮影:上山敬太)
<富士通レディース 最終日◇18日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6717ヤード・パー72>最終18番パー4は、今年も最難関ホールになった。4日間の平均スコアは「4.2635」で、ダブルボギーは11個に、それ以上は3個。パーオン率は37.1257%まで低迷した。難しさの要因となっているのが、グリーン左手前にある、高さ1メートル超の絶壁を持つガードバンカーだ。
【写真】アイドルゴルファー・菅沼菜々のパーティドレス
グリーンからバンカーに向かって傾斜しているため、グリーンに乗ったボールがコロコロと転がり落ちることもある。絶壁近くにボールが止まれば、グリーンを直接狙うことはできない。福山恵梨や全美貞(韓国)は距離を確保するためにパターでバンカー内を転がした。グリーンの縦幅も短く、パーで切り抜けられれば上出来、という難所だ。そんなホールで、決勝ラウンドの2日間ともにバーディを奪ったのが菅沼菜々だった。3日目、最終日ともにピン位置はバンカー越えの左奥あたり。2打目はいずれも8番アイアンの抑えで距離感をコントロールし、3メートル、5メートルにつけて奪った。最終日は、一時は6人が首位に並ぶ混戦だったが、16番を終えた時点で鈴木愛とは2打差がついていた。「優勝は厳しいから2位を目指そうと思いました。でも、2位タイが多いのを知っていたので、いくしかないと思って攻めました」。バーディ締めで単独2位に浮上。賞金もポイントの上積みにもつなげた。18番の攻略法については、こう語る。「私も難しいイメージがあります。崖はめっちゃ見えているし、怖いけれど、思い切っていくしかない。私の球は高いので、止まるだろうなと思って打っています。入射角がけっこう上からだからですかね? つぶして打ちました」。今季のドライビングディスタンスは247.89ヤードで12位。スクワットなど下半身を中心に鍛え上げ、昨年から平均飛距離は5ヤードも伸びた。8番アイアンは155ヤードだという。「飛ぶんですよねえ(笑)」と、飛ばし屋に変貌したことも、難関ホールの攻略に一役買っている。次戦「NOBUTA GROUPマスターズGCレディス」は、2023年覇者として臨む大会。「ティショットが安定してきたので楽しみ。トップ10に入れるように頑張ります」。オフには初めて二部制のファンイベントを開催予定。充実のシーズン終盤を迎える。(文・笠井あかり)