佐藤心結がTOTO出場枠に滑り込んだ(撮影:上山敬太)
<富士通レディース 最終日◇18日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6717ヤード・パー72>日米共催「TOTOジャパンクラシック」(11月5~8日、太平洋クラブ美野里コース/茨城)の出場者が確定した。今大会終了時点のメルセデス・ランキング(MR)上位35人に出場権が与えられるが、米ツアーメンバーとして出場するMR20位の山下美夢有、MR36位の古江彩佳の枠が繰り下がり、MR37位の佐藤心結までとなった。
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MR39位で今大会を迎えた佐藤が目指していたのは、TOTO出場権を手にすることだけだった。3日目を終えて6打差の13位タイ。持ち味とする攻めの姿勢で最終日はトップ10入りを狙おうとしたが、ラウンドの途中、それは厳しいと感じた。「ピン位置は(難しいと)ある程度予想していたけれど、バーディチャンスにつけられるホールが本当に少なかった。グリーンが乾いてきて止まらなくて、前日から警戒していたけれどやられました」7番パー5では2打目を6番アイアンで刻むマネジメントを選択しながらバーディを奪った。しかし、8番ですぐさまボギー。10メートル以上のロングパットから2パットのパーを拾うことが精いっぱいだった。13番を終えてリーダーボードを確認すると、トップ10との差が開いていることを確認した。「無理にバーディを取りに行く必要はないと思った。いまのスコアから落とさないことに徹しました。頭をフル回転させて、最後まで必死でした」。周りの状況を見極めて方向転換。自身のスタイルを抑えて、難しいセッティングを相手に最善の対策をとった。ホールアウト時点では、TOTO出場権を争うボーダーライン上の選手が上位にいたため、結果を待つという状況に。「やれることはやりました。入れなくても、来週以降につながるゴルフができたと思う」と話してコースを後にしたが、その約1時間30分後、ギリギリで出場権を得られたことが決まった。「もし出られたら、海外の選手たちとプレーできる最高の舞台。頑張ったご褒美。楽しみながらプレーしたいです」。昨年は米ツアー参戦を目指して予選会(Qシリーズ)にも挑戦した。めぐってきたチャンスに胸を弾ませ、憧れの舞台で海外勢との競演に臨む。(文・笠井あかり)