佐久間朱莉は連覇に挑む(撮影:福田文平)
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 事前情報◇21日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72> 季節外れの強い日差しが、プロアマに出場した選手やゲストに容赦なく照りつけた。全国各地で気温30度を超える真夏日を観測。だが、季節は紛れもなく秋。今週を含めて残り6試合。2年連続の年間女王を目指す佐久間朱莉は、大逆転の戴冠に向けてラストスパートを誓った。
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「いいイメージのあるコースに戻ってこられてうれしい。まだやったことがないので、連覇をしてみたい。調子は悪くないです」メルセデス・ランキングは、首位の桑木志帆と898.63pt差の2位。これ以上、離されるわけにはいかない。昨年は初日に「66」をマークして首位タイで飛び出し、2日目「66」、3日目「64」とさらに伸ばし、最終日も「67」。唯一4日間とも60台を並べ、トータル25アンダーで年間4勝目を手にした。「練習ラウンドのときに、去年はどうしてあんなスコアが出せたんだろうと思った」。プロアマ後の取材では、1年前の異次元ゴルフに苦笑したが、目指すは2位に11打差をつけた完全優勝の再現だ。昨季は4月「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を果たし、一気に年間女王まで駆け上がった。連覇に挑んだこれまでの3試合はバンテリンが3位、「ブリヂストンレディス」10位、「EARTH MONDAMIN CUP」33位。連覇をかけて臨む今季ラストチャンス。タイトルを手にできれば、年間女王争いでも大逆転のシナリオが見えてくる。「残り6試合であと1つは勝ちたい。今週からその気持ちをしっかり出していきたい」昨年大会の平均パット数はフィールド1位の「24.75」。「今年は去年に比べてちょっと重いかな」というグリーンの攻略が、連覇のカギを握っている。さらに、昨年より13ヤード長い190ヤードに設定された、池越えの7番パー3も要警戒。昨年はパーだった2日目以外はバーディを奪ったが、「ずいぶんイメージが変わった」と手綱を締めた。今週の佐久間と桑木の結果次第で、早ければ2週後の「TOTOジャパンクラシック」で桑木の年間女王戴冠が決まる可能性もある。だが、最後まであきらめない。自身初の連覇を達成すれば、生涯獲得賞金は6億円を突破する。23歳318日は山下美夢有の22歳298日に次ぐ、歴代2位の年少記録。大きな“ニンジン”もモチベーションに、暑い秋をもっと熱くする。(文・臼杵孝志)