都玲華はシード死守に弾み(撮影:福田文平)
<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇25日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6520ヤード・パー72>ルーキーイヤーだった昨季は、メルセデス・ランキング(MR)50位でシードを獲得した。今季も当落線上で苦闘している都玲華が、シーズン終盤にしてようやく今季初のトップ10入りを果たした。最終18番はピン右前2メートルを沈めてパーセーブ。「69」で回り、スタート時の10位をキープしてのフィニッシュに大きく息を吐いた。
【写真】都玲華のもぐもぐタイム
「ドロドロと汗が出た一週間でした。特にきょうは…。18番はティショットが左のバンカーに入って、終わったと思った。パーパットを打つときは吐きそうでした。これを入れたら夢にまで見たトップ10かもと思ったので」6人が並ぶ10位タイ。ボギーで終わっていたら15位まで後退していた。8月「北海道meijiカップ」での11位が最高だった2年目のシーズン。「夢にまで見た」も決してオーバーな表現ではない。最終組の4組前でプレーし、「結局11位くらいになるのかな」という悲観的な予想は一瞬当たったが、最後は10位で落ち着いた。12位だった2週前の「スタンレーレディスホンダ」から調子が上向いてきた。前週は16位。「やっといい感じになってきた。今週はすごく大事だと思っていた」。自分自身にかけたプレッシャーをはねのけ、自信もちょっぴり戻ってきた。MRは53位から50位に上がった。予選落ちした「日本女子オープン」終了時は61位にまで後退したが、この位置をキープできればシードは死守できる。だが、油断は禁物。MR44位だった6月「ニチレイレディス」後の調子は右肩下がり。50位前後を行ったり来たりしている。今週は実家のある徳島から日帰り可能な兵庫開催とあって、祖父や親せきが応援に駆けつけてくれた。「いいところを見せたかったのでよかった。おじいちゃんには『死ぬまでに優勝してくれ』と言われているので、もっと頑張らないといけないですね」と話す。昨季はシード争いの最終戦となる「大王製紙エリエールレディス」でシードが確定した。「追い詰められたら、腹をくくってやるのが自分の強みだけど、去年みたいにエリエールでしびれながらゴルフをするのは避けたい。1日でも1分でも1秒でも早く、安心できる位置にいきたいです」。シード争いは佳境を迎えた。「もうやるしかない」。待望のトップ10入りで弾みをつけ、“ポイ活”はラストスパートに突入する。(文・臼杵孝志)