手振り身振りを交えて、キャディとコミュニケーションをとる岩井千怜(写真は5月ショップライトLPGA)(撮影:南しずか)
畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、原英莉花など、2026年は過去最多となる日本勢15人が出場する米国女子ツアー。その動向にも注目だが、試合以外や海外勢のこぼれ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?
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◇改めて言うまでもなく、米国女子ツアーの主要言語は英語だ。程度の差こそあれ、日本で生まれ育った選手たちは、海外生活において言葉の壁に直面することもあるだろう。たとえ英語を流暢(りゅうちょう)に話せなかったとしても、キャディや海外選手らとのコミュニケーションは不可欠だ。では、日本勢は英語でコミュニケーションを取るうえで、どのようなことを大切にしているのだろうか。勝みなみは、キャディに自分の意思を伝えることが重要だと感じている。「日本は察する文化がありますが、(海外だと)文化や環境が異なるので。やっぱり、はっきり言った方が伝わると思います」。米ツアー2年目の岩井千怜も同じ考えだ。「自分がしたいことは『I want to try ~』、自分がしたくないことは『I do not need ~』とキャディに伝えるようにしています」。また、自ら話しかけることも大事にしている。「たとえば、『Hello』とあいさつを交わすだけではなく、『How are you, だれだれさん?』みたいな感じです」。米ツアーには、欧州やアジア出身など英語を母語としない選手も多いため、英語がうまく話せなくても恥ずかしいことではない。たとえ片言でも、話しかけられた方はちゃんと相手の言葉に耳を傾ける。後輩から勇気を持って話しかければ、会話が始まるきっかけとなるだろう。18歳から米ツアーに参戦する畑岡奈紗は、英語の重要性を実感してきた。「こっち(米ツアー)を目指すというのであれば、話せた方がいいと思いますし、(学生時代に)もっとやっていれば良かったなと。ゴルフをやる・やらないに限らず、英語をやっていた方が、いろんな人とコミュニケーションを取れると思います」と話す。そして、キャディとのやりとりについては、「(距離や番手など)数字は伝えやすいと思うので、あとは微妙なニュアンスがうまく伝えられたらいいんじゃないかな」と続けた。一方、山下美夢有はゴルフを最優先する姿勢だ。「私はメジャー優勝を目標に、小さい頃からゴルフをやってきたので、『今のこの状態で行って活躍できるかな』って悩んだりしました。でも、いいタイミングで来たんじゃないかなとは自分の中で思っているので、アメリカに来て徐々に英語も覚えていきたい」。選手によって考え方はそれぞれだ。いつか海外でプレーしたいと考えているジュニアにとって、これらが何らかの参考になればうれしい。(取材・文/南しずか)