岩永杏奈がこの日のベストスコアタイ「68」で上位に浮上した(撮影:福田文平)
<JLPGA最終プロテスト 2日目◇4日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇6462ヤード・パー72>初日を2アンダー・13位タイで終えていた岩永杏奈(大阪桐蔭高3年)は、2日目も「(前半の)4番くらいからショットにブレがあって、なかなかグリーンに乗らないなか、アプローチ、パターで耐えていました」と、モヤモヤする時間を過ごしていた。だが、その雰囲気を1つのプレーで一変させた。
【写真】イーグルが分かった瞬間…この笑顔です
それが9番パー5。残り90ヤードの3打目で48度のウェッジを握って狙うと、ピン奥1メートルに着弾したボールはバックスピンで戻り、そのままカップインした。「気持ちが楽になりました」。すると続く10番でも1.5メートルを沈めてバーディを奪い、さらに428ヤードと長く、初日の最難関ホールだった13番パー4でも、残り180ヤード強の2打目を5番ウッドで3メートルにつけてスコアを伸ばした。「入ったところは見えなかったけど、ショットのブレに悩んでいたなか、その1ショットで修正できました」。初日は4番でボギーが先行し、取り戻してもまたボギーをたたくなど、一時はイーブンまで戻り、なかなかスコアを伸ばせなかった。だが2日目はボギーなしで回り切り、「68」をマーク。トータル6アンダーの2位タイまで浮上した。今年8月の「全米女子アマ」で2位。2023年からこれまでにレギュラーツアー22試合に出場してきた。同年の「日本ジュニア(女子12歳~14歳の部)」優勝や、2024年、そして今年の「日本女子オープン」でのローアマ獲得など、数々のタイトルを手にしているトップアマが、その力を見せつける一日となった。緊張感にのみ込まれることなく、冷静にプレーしている。岩永は日本ゴルフ協会(JGA)が選出するナショナルチームの一員。今年の最終プロテストには、同チームから4人が出場している。今年の「日本女子アマ」覇者の長澤愛羅(日本ウェルネススポーツ大1年)も、同じく2位に並んだ。「ここに来る前の調子がよくなくて、不安もあって緊張してました」と、初日は岩永と同じ13位で滑り出したが、2日目にリーダーボードを駆け上がった。「あまり考え過ぎず、普段通りのプレーができれば。いつもと同じ準備をして頑張りたい」と、2度目のプロテストで合格を目指す。同じくナショナルチームの後藤あい(松陰高3年)も、初日の13位から4アンダー・7位タイに浮上して折り返した。新地真美夏(ネットの大学managara1年)は4オーバー・63位タイと合格圏に届いていないが、残り2日間での巻き返しを狙う。(文・間宮輝憲)